スリランカの医療を受けてみるVol.7【アーユルヴェーダとは、人の手(愛)があるからこその医療だと、今は思う。】

6:301時間のヨガから1日が始まる。

「早っ!」と思うかもしれないけれど、
実はスリランカに来てから1週間ほどで
自然と6時には起きるようになった。

そして、ここアーユルヴェーダパビリオンズに入ってからは
4時に目が覚める。

さすがに早すぎて暇なので
トイレを済ませてもう一度ベッドに入り
二度寝をして6時頃におきて、ヨガに行く。

 

 

毎朝のヨガ。

呼吸法に始まり、声による振動、ストレッチ、
アサナ(ポーズ)、身体を感じる~瞑想。

まだ3日目だけれど、すごくすごく、すごくいい。

何がいいって、まだうまく言えないけれど、
なんとも深く、じんわり、いい。

78年ほど前まで、
しばらくヨガのクラスに通っていた時期がある。

その時にもヨギー&ヨギーニに尊敬の念を持ったものだけれど、
今、改めてアーユルヴェーダからヨガのスピリットに触れ、
さらにその想いが深まって来る。

ヨガの先生のダナンジャ。

彼は英語のみならず、実は日本語も話せるので、
ドクターとのコンサルテーションにも時々、通訳として入ってくれている。

昨日、仕事を終えた彼と、
ハーブティーを飲みながら少し話をしていたのだれど、
彼はとても多くの努力をしてきたことを伺い知った。

15年前、とあるリゾート施設のジムのインストラクターになったことからスポーツの仕事を始めた彼は、
そのリゾートで多くの外国人に出会い、いい影響を受け、
10年前、日本に渡り、数年をかけて日本語を勉強した。

ここアーユルヴェーダパビリオンズで働き始めてからは、まだ1年そこららしいが、
「医療用語」と「丁寧語」をもっともっと勉強したい、
勉強が好きなんだ、と言っていた。

小柄ながらも厚くしっかりとした身体をしているので、
もともとそういう体型なのか?を聞いたら、全然違う、と笑い、
小さい頃はマーシャルアーツで、大人になってからはボディービルや合気道や居合道を通して、
筋肉(自分自身)を作ってきたのだと言う。

少し垂れた大きな目で、暖かくこちらを見る彼に、
わたしはドクターから出される薬がものすごく不味くて、飲むのがとても苦痛なこと、
アーユルヴェーダを知りたいと、自分からここに来たのに、
すぐに弱音を吐いて、やりたくないと言う自分がとても情けない、泣きそうだ、と打ち明けたら、

彼は、ニッコリ笑顔で、
「泣いてもいいんですよ。とてもいいことです。
涙もデトックスですよ。なんでも出したらいいです。」と言い、

「みんなそれぞれ、強いところが違います。
身体が強い人もいれば、頭が強い人もいる。
身体は強くても、頭が強くない人も結構います(笑)
一番大切なのは、健康です。
そして、自分の強いところを頑張ればいいですね。」と微笑んだ。

この日、ちょうどとあるアスリートの話にもなったのだけれど、
ずっと努力をしている人、何かを成し遂げている人には、みんな同じ空気がある。

まっすぐに、自分のやるべきことを見つめ、前進と向上を続ける姿勢。

人と比べたりしない。(そこにエネルギーを使わない)
誰かを悪く言うことも、自分を卑下することもしない。
努力していない人を、馬鹿にしたり、見下したりもしない。

ただ自らと世界に謙虚に、一歩一歩、できることを重ねる。

そして自分は特別な存在ではない、
誰でも努力すれば、できることだよ、と笑う。

 

その後、部屋に戻ると、宏さんが
「笑美さんは、努力しているよ。
不味い、泣きそうだと言いながらも、時間をかけて、全部の薬を飲んでるじゃないか。
それは努力だと思うよ。」と言った。

2人が言ってくれた言葉とエネルギーは
すーっとわたしの心に入って来て、わたしを温め、力づけた。

わたしは努力できる自分になる、努力をしている途中なんだねと笑った。

自分が、今、まさに現実に経験していることは
とても生々しく、心が動く。

このことは一生忘れないと思う。

 

その晩から薬は、不味さが半減した。

いや、不味さは変わらないけれど、
それに対する抵抗感が、激減した。

同じ薬を飲んでいるはずなのに。

世界は「自分の捉え方次第」なのだと、毎度毎度思い知る。

 

ちなみに、晩は部屋で薬を飲んだけれど
翌朝は、トリートメントの場所で、セラピストから渡されてその場で薬を飲む。

鼻をつまんで、あまりに切ない顔で飲んでいたのだろうか。

もっとも不味いピューレ状の薬を、こんな風に丸めて、飲みやすくしてくれた。

しかしこのピューレ状の薬、なんとも表現できない。
苦くて、しょっぱくて、酸っぱくて、甘い、不思議な味と、不思議なにおい。

 

問題は、問題だと認識できた段階で、半分は解決するという。

そして、その問題を抱えていることを人に打ち明けられるようになった段階で、
ほとんどは解決するという。

ここスリランカには、
「人」という癒しがいっぱいだ。

アーユルヴェーダとは、自然の力はもちろんなのだけれど
そこに人の手(愛)があるからこその医療だと、今は思う。

 

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菅原 笑美子
写真家の夫・菅原ヒロシと、東京湾岸でふたり暮らし。モデル業に忙しかった29歳頃、吹き出物に悩まされ代替医療にであって自ら向精神薬を断薬。強まったパニック障害から、さまざまな代替医療を試し自らの病に向き合う。2015年ホメオパスになる。自然療法家として治療にあたり、ライフスタイルとしての健康情報を発信している。
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