わたしのうつの経緯、抜けたプロセス 振り返って今、うつとは何かを考える①

ここで綴ることはすべて
わたしの目から見た、わたしの景色です。

ご理解の上、お読みいただけたらと思います。

 

 

高校三年生の夏に、受験勉強の疲労から
ひどい低血糖で倒れたことがありました。

 

そこから起こりはじめた身体の変調。

突然、身体がビクッとしたり、
ふわりと身体が浮いてしまいそうになったり

息が苦しくなったり
眠れなくなったり。

当然、考えます。

あの変な感じは、どこから来るの?
わたしの気のせいなのかな?

でも、本当に変なのだけどな
どうしよう…
どうしていいかわからない…

そう思って日々を暮らしていました。

 

「自分の身体が、自分でコントロールできない」

このことは、わたしをとても不安にさせました。

あの変な感じ。
またいつやってくるのだろう。
またいつやってくるのだろう。

そう思えば思うほど
あの変な感じは
どんどんと頻度を増していました。

 

低血糖で倒れたのはおそらく
無理な受験勉強による食欲不振で
身体がとても栄養不足だったためです。

そして夏以降も、食欲不振は続き、
本当にごはんが食べられなくなっていました。

食べたいのに、ごはんが全然喉を通らない
食べなくちゃと思うのに
おなかがカチンカチンで入っていかない

そんな状態が半年ほど続いていくうち
わたしはだんだんと
自分の身体に対する「信頼」を失っていきました。

 

身体への信頼を失っていくこと

これは、なによりも苦しかったです。

 

自分が自分ではないような気持ち

自分ではどうしようもできないものを
相手にしているような気持ち…

今思えば身体は、
本当にフラフラだったのだと思います。

8月の暑い夏、
受験勉強で頭ばかり使っていて
身体は動かさない

口から入ってくるのは
白砂糖ばかりで
本当にほしい栄養はほとんど入ってこない

だからもうクタクタだと、
いったんこの状況を「終わらせてほしい」と、
身体はただ、いいたかったのだろうと思います。

でもわたしはそれに気がつかなかった。

正確には、気づきたくなかった。

身体は疲れ果てて、
強制的にわたしを
シャットダウンさせることにした。

「進もう」とばかりするわたしを
「ちょっと待って!」と止めるために。

それが、あの変な感じ。

不安を起こせば
進もうとする足を止められますよね。

それでもわたしは身体の声を聞くことなく
「あなた(身体)への信頼を失った!」
と思っていました。

 

受験した大学にはすべて落ち、
こんな身体だからできなかったんだ、と
あの変な感じがあるから、
わたしは受験勉強が進まなかったんだ、と

自分の身体に
身体を扱いきれない自分自身に
最初は大きな「いらだち」を覚え

そのいらだちの行き場がなくて
次第に自分を責めるようになりました。

そして大きな「無力感」を覚えていきました。

そこからどうするか?

いまの私なら
まず、休養をとります(こころの栄養)
そしてしっかり栄養を取ります(身体の栄養)

 

でも当時のわたしは自分を
心療内科の医師に預けることにしました。

おそらくそこから「うつ病」がはじまりました。

美在塾

美在塾とは、「本気で美しく在りたい女性のための」、人間であり、女性であり、ひとつの生き物である「多層な美しさ」について、ともに学び、実践していく場所です。

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