5エレメント〜「風」ってなぁに?
なびく、変わる 自由な風のエネルギー
すべてを動かす原動力となるエネルギー
花が風で散るように、砂ぼこりが舞うように、「風」のエネルギーには、何かを動かし、散らす働きがあります。上にも下にも自在に動く自由な力を持ち、体内では、呼吸がこの風によって支配されています。つまり体内では、水と火のエネルギーの血液を風の呼吸によって流しているのです。
動きの多い「風」のエネルギーを受けている人は、いろいろなことに興味を示し、また発想が豊かです。その想像力で悟りを開き、真理を追求したいと考え、どんどんものごとを知りたいと貪欲になります。しかし、風のエネルギーの影響を受け過ぎると、ひとつの場所にとどまることがなくなり、思考や話が飛びやすくなったり、興味があるものが多過ぎて、ひとつのものに集中できなくなってしまうでしょう。
気分が沈んでしまう、思考が凝り固まり、新しい意見を受け入れられないなど、風のエネルギーが足りないときは、自然の中を吹く風を意識してみましょう。また、乾燥したものや葉もの野菜など風のエネルギーをもつものを食べてみましょう。
風の持つ要素
【属性】自由に動く、変わりやすい、乾燥、軽い、苦い
【環境・状態】乾燥している、変わりやすい、風が強い
【体】神経・循環、細く、骨ばっているもの
【心・性格】直感がするどい、人と交流するのが好き
【生活・生き方】よく動く、空想にふける、情報に敏感
【食べもの】葉野菜、乾燥した豆類、苦い味のもの
(引用出典:「これ一冊できちんとわかるアーユルヴェーダ」西川眞知子著、マイナビ出版)