仕事と用事を終えて帰宅中
確認しなくてはいけない音声を
ヘッドホンで聞いていたら
ふいにこの曲にアクセスしてしまって
ベタなのに?
ベタだから?
どうしようもなく涙がこみあげる
新橋駅
たくさんの人の顔が
ひとつひとつの光に見えて
笑っている仲間たち
飲んで絡んで楽しそうな人たち
急いで帰宅しようとしているひと
足元をみて黙々と歩く人
ぼんやりと遠くを眺めているひと
それぞれの今日があったんだなぁと思う
この中には
いのちの火が燃えたぎるひともいれば
もうすぐ枯れていきそうなひともいるんだろうな
わたしたちはみんな
生まれて生きて
いつか時が来て土に還る
それはいのちの循環で
誰一人その流れに乗らない人はいない
そんなことは
わかっているけど
身近なひとのそれを思うと
やっぱりどうしても胸が苦しい
思い出がたくさんあるんだ
あんなことも、こんなことも
一緒にやってきたじゃない
不満ばかり口にしてきたかもしれないけれど
生きているからこそ
ケンカだってできるのだよね
ありがとうしか言葉がないの
いつもうまく伝えられないからこそ
生きていたいだけ
大切ないのちを生きていてほしい
本当に本当にそう思う
わたしはさ
いつ、いのちが取られてしまっても
ああ楽しかった!と還れるように
いつ何時も、は無理だとしても
1日の最後は笑っているよ
笑って寝るを毎日してれば
いつかのその日も
きっと笑ったまま眠れる
今日もいちにちありがとう
交わるすべてのいのちに
時間をあたえてくれる宇宙のちからに