5エレメント〜「地」ってなぁに?
母のような安定した地のエネルギー
安定していて、おだやか しっかり私たちを支えるもの
私たちが日頃生活する、建物を支えているもの。それは大地です。踏みつけられたり、コンクリートで覆われたりしても、常に支え、そこから育み、恵みを与え続けます。このように、私たちの基礎となって支え続けるエネルギーのことを「地」のエネルギーと呼びます。私たちの体では、骨格や筋肉が地のエネルギーです。
思考や行動が落ち着いている人、母なる大地のように安定した精神力を持つ人、また、穏やかな人は、この「地」のエネルギーを多くもっているといえます。愛をもって人と接することができ、思いやりや慈しみに満ちた人です。辛抱強く、忍耐力もあります。ただし、運動不足など地を増やす行動でこのエネルギーが増えすぎると、頑固になって凝り固まったり、動きが悪くなり引きこもったりすることも。
落ち着かない、自己中心的になってしまうなど、地のエネルギーが不足している場合は、自然の中で土に触れたり、また、土の中で育った根菜類を食べるなど、地のエネルギーをとり入れるといいでしょう。
地の持つ要素
【属性】安定、重さ、遅さ、硬い、密な、広大、甘い
【環境・状態】おだやか、安定している、変化がない
【体】骨格、筋肉、内臓系、がっちりしたもの
【心・性格】集中できる、思いやりがある
【生活・生き方】安定している、格がある、落ち着いている、風格がある
【食べもの】根菜類、大きく密なもの
(引用出典:「これ一冊できちんとわかるアーユルヴェーダ」西川眞知子著、マイナビ出版)