健康診断を受けてみました
わたしは20年ぶり?宏さんに至っては30年以上ぶり?に
ちょっと思い立って行政の健康診断を受けてみました。
検診に選んだのは
同じマンションに住む仲良しおじちゃんから
「人気がある」と聞いていた近所の内科医。
ガラス張りの窓から見える待合室には
いつも人がいっぱい座って待っています。
うん、確かに大人気!
人気の秘密は、なにかなぁ?と
好奇心いっぱいでお世話になりました。
いやー、とても勉強になりました。
こんなにも即座に「診断」は下され
またこうして検診から「病気」が作られていくのね、と。
医師は宏さんの検査結果を見て
あくまでも行政の検診が設定した血糖値の基準値を
たった「2」超えていただけで
「間違いなく糖尿病になります」と言いました。
あくまでも行政の検診が設定したコレステロールのLH比が
その医師が「やばい」と表現した数値を超えていただけで
「今から自宅に戻るまでの道で、心筋梗塞か脳梗塞で倒れてもおかしくない状態です」と言いました。
入り口としてはホメオパシー的視点から、健康を学び、捉えているわたしなので
鋭敏な感覚に勝る「知識」はまだ持てずにいますが
ゆえに根拠と法則性を見出すために
西洋医学的な視点からも、
一生懸命、生化学と病理学を勉強しています。
なので血液検査は、あくまでも「血液中の状態」を把握するものであって
実際、細胞内で起こっていることは、なかなかわからないという前提を
知っているつもりだし
生きている者の状態は刻々と変化するので
中長期的に「観察を続ける」ことが、治療より診断より前に、大切なことだと肝に据えているつもりです。
今回お世話になった医師は、
たった1度の血液検査で
その前後の経過を観察することなく
また宏さんという「人間」に質問を向けることなく
あなたはかならず糖尿病になると言い切りましたし
いつ心筋梗塞、脳梗塞で倒れてもおかしくない状態と言い切りました。
「自分の見立て」ではそうした可能性があるとか
「自分はその危険性を怖いと感じている」という言い方ではなくね。
わたしはそれを聞いていて
「なるほどこの数値は、そんな風に読み解くのですね(勉強になります)「という気持ちと
「あなたにうちの夫の、一体何がわかるんですか?」という気持ちが
同じだけ湧いて出る自分を観察していました。
改めて思うのですが
わたしは愛する人の健康を、
暮らしの中で、守りたい。
医師といえども、
彼の24時間と生きてきた時間を知らない人に、
彼の命を任せるわけには、やっぱりいかない。
まずその血糖値の基準は、
ひとりの男性が、健やかにやりたいことをやって生きる力を
成せる数値ですか?
血糖が低かったら、活動できないよ。
もし本当に活動量を超えて
血液中に糖が溢れているのだとしたら
第一には、この日は少し高めだった、ということが、
わかったことになる。
もしかしたら、以前からそうだったのだとしたら
慢性的に糖が細胞内に取り込まれず(インシュリン抵抗性が高い)
血液中に溢れてしまう理由を考え、
ひとつひとつ変えていこうね。
と、それだけのこと。
診断されるから病気になるし
治療されるから病人になる。
糖尿病という病名(分類)に
菅原宏という一人の人間を当てはめる必要は、ない。
菅原宏は、糖の代謝の問題をもっている、という捉え方をする。
これはすべての分類に言えること。
自分に起こっていることを自分で理解するために、
全体の中の分類を用いるのであって
全体から見た分類を誰かに言い渡されて
自分をそこにあてはめるのは、矢印が、反対なのだ。
生きるということは、自分の内部から起こるのだから。
いつでも自分から世界への矢印を
イメージしているのがいい♡
治療家として、妻として、一人の人間として
日々、勉強中でございます。