サービスに「Yes」を、人に「好き」を@四万温泉郷「一力寿司」さん
先日の中之条散歩・続き〜♫
四万温泉郷にある、江戸前寿司「一力寿司」さん。
小料理屋だった家業を、修行に出て寿司職人になったお父さんが寿司屋に変えたのが、昭和37年。
豊洲から運ばれてくるネタは、少し寝かされることで旨味が増し、炭火かまどで炊いているというハリのあるシャリは、柔すぎず強すぎずの、絶妙にいい加減。
温泉客以上に地元の人に愛され続け、御年80歳になるお父さん。
そろそろ店を畳もうかな・・・ともらすたび、地元客の来客&注文に引き止められて、今に至ると話してらした。
私はその話を伺いながら、人が、人に必要とされて仕事ができる、生きていけるって、本当に素晴らしいなぁと、思っていた。
いいものが残るためには、いい人が残るためには
「いい」と感じていることを、実際の行動をもって、伝える必要がある。
買うという行動をもって、そのサービスに「Yes」を、その人に「好き」を伝える必要がある。
その行動があるおかげで、その人は仕事ができ、生きるハリ(生き甲斐)が持てる。
逆に言えば、そうした肯定感と貢献感なくして、人間は、生きていくことができない。
自分が払うお金が、自分が行う仕事が、「誰かを生かす力」になれる。
そうした人と人との循環が、ここ中之条では、とてもとても、身近に感じられる。