東京案内
デンマークからNielsがやってきた。
実は彼は友達の友達で、もともとは面識がない。
友達から「来週友達が日本に行くから、案内してあげてほしい」とメールがあり、
NielsとFBで繋がって、メッセージで待ち合わせをして、
「初めまして」となる。
初めて会った時は、握手するのがやっとだった関係が
3日間ほど彼と一緒に時間を過ごすうちに
会えばハグをするようになり
帰国を控えた最後の夜に別れるときは、本当にさみしくなったりする。
Nielsに限らず、こんな風に外国人を案内していつも思うのは
お互いにへんてこりんな英語でも
こうしていろんな話をして、いろんな物を食べて、一緒にいっぱい笑い合えば、
外国人だろうが異星人だろうが(笑)
みな同じ、素晴らしい生き物だということが、身体でわかる。
人の生身の交流は、既存の構造や歴史を、あっさり越える。
体温のある「人」を目の前にしたら、
実体のない思い込みなんて、どうでもいいとわかる。
そして日本という国は、つくづく思うが素晴らしい。
その精神の美しさを、居合道を通してまた教わった。
この国を誇りに思う。