【 ゼロに戻す 】
わたしは今、朝4時半頃に起きて
5時くらいまでの間に
顔と髪、身なりを整え、
家の中を雑巾で水拭きします。
その後、6時くらいまで
ゆっくりと身体をほぐし、
呼吸をし、体操をします。
そして最後に、
手を合わせて祝詞と般若心経を唱え、
声で、場とこころをきれいにしてから
白湯をいただき、机のまえに座ります。
わたしは毎朝のこの習慣を
とても大切にしています。
それは、朝一番
自分を「ゼロ」に戻す習慣だからです。
この「ゼロ」を、どう捉えるか。
人それぞれだと思いますが、
わたしは「ゼロ」を
はじまりの場所だと
思っています。
毎朝ここに、自分を置くようになってから
わたしは言い表せないほど大きな
「ちから」を感じるようになりました。
ただ、いま、ここにいのちがあり
細胞が、こころが、刻々と動く、
そのエネルギーを感じるのです。
空気の振動、光の色、陽の温かさ、
心臓の動く音、鼻から入る空気のゆくえ
自分という個体の中に、
自分をなんとでもする「ちから」が
すでにあることを感じるのです。
だからもし、
なにかを変えたいと思ったとき、
わたしは、ただ、ゼロに戻します。
不足もなく過剰もなく、
ゆえに、
「すべてを生み出す可能性のある場所」に、
ただ、自分を、戻すのです。
そうすれば、
もしも仮に不足があるとしても
不足は、補うべきものではなく、
自分がこれから得たい「希望」だとわかる。
足りないと思うその下にある、
得たいという「おもい」に気づく。
それに気づけたら、
得たいものを得るために
「自分で選んで生きていく」
そんな人生が、はじまるのだと思います。
今日もゼロからはじまります。
そして幸せは、いつも足下にある。
みなさま今日も
素敵な一日をお過ごしください。