【人生は、思っているより長くない】
わたしが夫、菅原宏に出会った頃、
夫が言っていたことで心に残っているのは
人生は、思っているより長くない
という言葉。
夫とわたしは、１４歳差。
そんなことを言うのは
夫が「年」だからだと思っていたけれど
出会ったのはわたしが２８歳、夫は４２歳
そんなに年でもなかったのだなぁと
笑えます。
思えば夫はいつでも
「時間」の話をしています。
だから夫の話はいつでも物語調（笑）
このときこのひとがこうやって
だからあのときあのひとがああ言って
それでこの状況がこうなってね、と
まるで映画のストーリーのような物語調。
夫にとって写真とは
夫の「こころの目」を
形にするための道具でしかないようです。
それが証拠に！？
夫はカメラの機能をあまり重視しません。
それは、夫が撮りたいものが
「カメラに写る絵」にあるのではなく
「こころの目で感じる時間」に
あるからなのだろうと思います。
夫にとって「一枚の写真」は
「時間の流れの一部」なのでしょうね。
もともと写真家になりたかったのではなく
映画を撮りたかったのだと言っていますしね。
昨日いただいたご質問、
夫と公私をともにすることについてですが
お察しの通り
いつでも時間を見つめている夫にとって
公私の区別はおそらくありません。
じゃあわたしにとってはどうなのか？というと、
そうですね、昔はかなりありましたね。
加えて、表の顔と裏の顔の差もね。
でもたぶん
夫と一生一緒にいることを決めた時から
公私の区別を捨てた気がします。
夫は本当に
ものを、ひとを、よく見ています。
その夫の目には
どんな小さな嘘も、ごまかしもききません。
夫と結婚を決めたのは
夫とわたしに流れる時間のなかで
一生を真剣に生きると決めることが
できたからではないかと思います。
「人生は、思っていたより長くない」
初秋の早朝の空気の中で
今朝、この言葉を思い出し
どうしようもなく涙がこみあげます。
「いまこのとき」を味わって
いまある時間を、いのちを
大切に感じていきたいなぁと思います。
そうそう、これから一週間ほど
怒濤のドタバタがはじまります。
ネット環境も不安定になるので
朝の記事が途切れる日があるかもしれませんが
元気ですのでご安心ください^^
それではみなさま
今日も素敵な一日をお過ごしください^^
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