【風花美踊さん(舞人)】
【風花美踊さん(舞人)】
「舞台の上がすべてです」
舞い人として生きる美踊さんは、
本名も、年齢も、住んでいる場所も、明かしません
それでいてメイク中は
食べ物の話、旅先での話、
小さい頃住んでいた国の話
ご両親の話、いのちの話、魂の話
いろんなおしゃべりに花が咲き
多感で豊かな人生が匂い立ちます
カメラの前に立った途端
一切のいいわけなく肉体表現に徹する姿
冬の冷たい空気
教会音楽
夢中で押されるシャッター音
集中しきった空気なのに
図らずも目から涙が落ちる…
……美踊さんからいただいたご感想……………………
最近自分自身が何をしたいのか、すれば良いのか?全く自分がない状態でした。
地に足がついてないというか…苦しかった。
私は昔から写真が苦手でした。
今回、菅原さんご夫妻にお会いし、フォトセッションを依頼させていただいたのは、私の大先輩のダンサーの方のFBで素敵な写真を見たからです。
先輩の事は、一緒に踊ったり共有した時間がありますが、先輩の全てが美しい写真で表現されていて、しかも本当に幸せな笑顔をしていました。
不思議でした。
写真で見る側が癒されるのは…
写真もダンサーと同じで、性格や思いが伝わるな…と思っていたから怖かったのかな…
その写真を撮る瞬間、幸せな時間を私も味わいたい、そう思ったのも事実です。
肉体は衰えます。
鍛えていても…でも逆に心は鍛えられ、体験し表現の幅が広がります。
それは、肉体をカバー出来るのではないのかな?!最近そう感じます。
最初に菅原さんご夫婦にお会いしたとき、私は完全に受け身の考えでした。。
踊りでも、役者としても与えられたものに魂を入れるのは私ではない何かだと思っていました。そ
して、介護職でも、私の存在ではなく、相手の存在の立場でどうしたいか考え私の意志はまた違ったものでした。
私は二の次に考えていたんです。
だから、恋愛も、人付き合いも、相手に合わせる事が優先だったと気が付きました。
自分がなかったんですね…。
でも、写真の撮られた画像を見たら、こうしたい、こうなりたいと自分の意志が出てきました。。
それが本当にあと数分でセッションが終わる時に…
なので・・・リベンジをさせていただきました。
お二人には快く引受けていただき、感謝です。
カメラマンの旦那さまの包み込む温かさが写真にすごく出ているなと思います。
本当に選べないぐらい沢山撮っていただきました。
モデルの奥様は、ピュアな方!
そして、自分の弱さも何もかもが自分とわかっていらっしゃる素敵な笑顔の方です。
このお二人と、繋がっているヘアーメイクのJINさんと、吉田さん、素敵なメイクとヘアーで居心地の良い時間で幸せでした。
今写真を受け取り、やはり、私が・・・と出るのは苦手な私ですが、こんな自分が好きなんだな、これが自分なんだと認めた感じです(笑)
いつまでも心は穏やかに、そして表現者としてお客様に癒される存在で居たいなと思います。
美踊
……*☆*…………………………………………
「透明」という美しさ
なにも感じないからじゃない
感じているから、
感じすぎてしまうから、
きっと受け止めるしかすべがなく
それを表現すると決めるから
まっさらに還ることを選ぶのだろう
時間が止まったようでした
儚く、とてつもなく強いこの女性を
できることならずっとずっと見ていたかった…
舞い続ける美踊さん
素敵な時間をありがとうございました
☆美踊さんのブログはこちら ☆
写真:菅原宏
ヘアメイク:JIN、吉田仁美
☆菅原宏×菅原笑美子 ☆
みなさんのお写真を撮影エピソードと主に紹介させていただいています