クオリティとは「保たれている」という状態に意味がある

151114

 

 

来週のCM撮影のためのフィッティング(衣装合わせ)を西麻布で終えて
のんびり六本木ヒルズまで歩いてきた

世界観を広げようと
ひとり本屋で写真集を眺めながら
仕事のクオリティについて考える


ひとつの仕事が成り立つのには
とても多くのプロセスを要する

今日のフィッティングも
監督、デザイナー、スタイリスト、ヘアメイク

すべてのスタッフが同席し
衣装はどうだ、ヘアはどうだ、表情はどうだ、バランスはどうだ、と
細かくモデル(キャスト)の見え方を決めていく

こういう細かなプロセスが
ひとつひとつ丁寧に踏まれていくことで
仕上がりのクオリティが高められ、保たれる

わたしは今までも、
いい仕事、いい撮影というものを
今日のような仕事から教わってきた

「撮影」とひとことで言っても
また「モデル」とひとことで言っても
そこにはやっぱりクオリティの違いがある

ジャンル分けをするならまだしも
クオリティを問うとなったら

職業名や肩書きや
しいては自分で語る形容詞などは
悲しいほどにアテにならない

クオリティが高いひとというのは
一体どういうものが「クオリティが高い仕事であるのか」
を知っているひとのことだ

知っているかぎり
それをしなければ気持ちが悪いはずだから
どんな状況でも、何度でも、
できるかぎりそれを再現する

そうだね

再現するんだよね

だからクオリティとは
一回限りや短期的な瞬発力のようなものではなく
「保たれている」という状態に意味がある

いつでも「いつも通りに」行われることに
意味がある

それから
わたしは仕事を通して
細かなプロセスの踏み方を知っているひとたちは
安易な批判を決してしないものだということも教わった

プロセスには、批判は起こらない

プロセスに起こるのは、改善なんだ

仮に誰かが批判的に聞こえる何かを言っても
それは批判ではなく、改善点の指摘でしかない

指摘を受けるとすぐ
自分自身が否定されたと落ちこむマインドは
クオリティが高い中でこそ、まったく要らない

批判や否定はなにも生まない

相手の時間と想いを台無しにする、小さな保身はさらに要らない

と、、、
これは自分で自分に言っております(笑)

来週の撮影と、CMの上がりがとても楽しみ

その楽しみは喜びというより
ひたすらに感謝と責任

さ、もうすこし勉強してきまーす

冷たく寒い雨の土曜日

暖かくして、素敵な週末を♡

美在塾

美在塾とは、「本気で美しく在りたい女性のための」、人間であり、女性であり、ひとつの生き物である「多層な美しさ」について、ともに学び、実践していく場所です。

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