ひとに優劣はない 病気にも優劣はない
昨日、「精神を病んでいる人」の話をしていて
すごく思ったし
話していたお相手ともシェアしあったのだけど
病気とは、決して
「なってはいけないもの」ではないと思ってる
あんな病気にはなってはいけないとか
あんな病気になったら、人はもうおしまいだとか
そういうものではない
たとえ
精神を病んだとしても
がんになったとしても
心臓や脳といったひとつしかない臓器に問題を抱えたとしても
それらは
「今まで生きてきた、ある方向へのバランスの悪さ」や
「それらが現れやすい臓器」を
力強く示してくれているのであって
病気になること自体が
罪深いことでもなければ
ましてやその病理の深さが
ひととしての「罪深さ」でも決してない
病気が現れる傾向は、生まれ持ってある
バランスを崩しやすい傾向も、生まれ持ってある
その傾向と病理の深さは
治療家にとって「治療への最大のヒント」なんだ
だからもし病気になったら
不調が現れた臓器と病理の深さから
「今までどんなアンバランスを
どのくらいの期間続けてきたのか」を
見直し、変えていく
それが治療というもの
いま、どんな病気を持っていようとも
今後、どんな病気になっても
自分を悪く思ったり
悪く言ったりしないでほしい
そして
どんな病気を抱えている人のことも
気持ち悪がったり
気の毒な人がったり
かわいそうがったり
「もう終わりな人」と見下したりしないでほしい
ひとに優劣はない
病気にも優劣はない
いのちは「生きるために」病気を示している
すべては「生」のエネルギーなんだ