自分の枠を越えた自分に出会うことを 自分に許し、楽しみにしている人たちのために

 

 

丸一日の撮影を終えてお客様をお見送りした後

夫婦ふたりで全身脱力しながら
「美しさ」について考える

自分の顔というのは
なかなか自分では見えにくいもの

そもそも自分の顔は
自分の目からは見えないようにできている

ということは
顔というものは
自分のためではなく
自分以外のためにあるのではないかと思う

他者が「あなた」と識別するために

そして
「あなたの心の動き」を感じたいために

 

だけれど
ひとは
自分が認識している自分の顔でいたがる

自分の枠のなかは
安心だし
心地よいし
満足だもの
 

 

わたしたちはフォトセッションで
その認識を越えた顔を撮る

その人は知らない顔かもしれない

受け入れられないかもしれない

受け入れたくないかもしれない

でも、目の前にある、
どうしようもなく強い美しさを前に
それを「撮らない」ということが
わたしたちにはできない
 

いのちはいつだって
「今ここ」にしかない

一分一秒、刻々と時は過ぎていき
わたしたちはいつか
いのちを終える
 

だから
今ここにある美しさを、
言い換えれば
いつか失われてしまう美しさを
撮らないということが、できない

それが
いいことなのか
余計なお節介なのか

いまだによくわからない

それでも

わたしたちの根底にあるものが
「愛」であるかどうかを問い続けながら
おそらくこれを続けていく

自分の枠を越えた自分に出会うことを
自分に許し、楽しみにしている人たちのために

またそういう人たちと
出会い、成長できる自分たちであるために
 

ひとは
美しい生き物
 

あなたは
本当に美しい生き物

 

美在塾

美在塾とは、「本気で美しく在りたい女性のための」、人間であり、女性であり、ひとつの生き物である「多層な美しさ」について、ともに学び、実践していく場所です。

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