【「やってこなかったこと」を認める作業と できないことの裏返しである「誇示」をやめる作業】のため
さて、先日の続き(長いです)
【「やってこなかったこと」を認める作業と
できないことの裏返しである「誇示」をやめる作業】のために
わたしが最初に決めたのは
「精神薬」をはじめとする
すべての「薬」をやめることでしたが
薬をやめて露わになったのは
「ちょっとのストレスにも耐えられない自分」でした
(精神薬断薬時の状況はこちらをご覧ください
いつかもうちょっと詳しく書かなくては!)
身体のことを学んだ今だからわかる、
薬をやめる本当の苦しさは
「薬効が切れて出てくる一時的な禁断症状」よりも
その後長く続く
「身体の機能が働かないことによる症状」だろうと思います
わたしの場合は精神薬だったので
夜眠れない、朝起きられない、
空腹に耐えられない(食べてないといられない)
ちょっとのことで怒る、キレる、叫ぶ、
泣く、怖くて仕方がない
すぐに自分を、人を、世界を、
罵る、嘲う、憂う、恨む
というようなことが
1日の多くの時間を占める状況になりました
これは、メカニズム上、当然なんです
薬をとるということの悪影響は
薬の成分が、その時の身体にもたらす影響も
もちろん大きいのですが
それを長期的に使い続けることによる悪影響は
薬が「身体の仕事を奪い続ける」ことで
「身体そのものが自ら働く力を失う」ということにあります
だから
「こんな簡単なこともできない」
ということが本当に起こる
そんな自分への情けなさ、悔しさが
またストレスになって悪循環ということを繰り返しながらも
「できていると思ってきたことも、
誰かの力や、なにかの力を借りなければ
できない自分だったんだ」ということを認め
当時彼氏だった今の夫と仕事関係の方々に
おおきな理解と支えをもらって
「自分の力」を養い、取り戻していく時間が
4、5年にわたって続きました
と。。。
こうして書くと
すばらしい努力して、自分と向き合ってきました
的な空気が漂うけれど
わたしは、自分で、知ってもいるんです
「その作業は、そう難しくはなかった」ということを
できない自分の裏返しとして
「誇大に」自分をよく見せていたわたしには
「できない」を認めることは
確かに「プライド」という盾を破る必要があった
でも、その盾を突き破れたあとは
徐々に「できないわたし」でいることのメリットを
味わい始めてもいたのですね
これはインナーチャイルドという概念を
学び、実践する中で理解したことなのですが
インナーチャイルド概念の本当の意味は
「できない、怖い」とうずくまっている幼少期の自分を見つけに行き
「癒しきり、立ち上がらせる」ことにあって
「できない」ことを声高に主張し
いつまでも成長しようとしない自分を容認することではないのです
幼少期、親をはじめとする他者から
逃げることができない状況下で受けたことや
また、生きてくる中で遭遇した受け入れがたい出来事に
「傷ついた自分がいる」と認識するのはとても大切なことです
でも
その傷を癒しきり
みずから立ち上がっていくことよりも
「被害者」という立場を訴え
こんなに大変だったわたし
こんなに苦しかったわたし
というセルフイメージに留まりつづけるマインド
それが
誇示よりプライドより厄介な
「弱者マインド」なのだろうと思います
わたしが
その弱者マインドを持ち続けていることを理解し
抜けていくことになった理由とプロセスを
続記事にて、綴ります