自然へ帰る旅 ー(2)食べるものを作ってみよう!ー(菅原宏)
吸う空気、飲む水、食べる食物。
口から取り入れるもので、人間は生きているのですよね。
では、その取り入れているものの「質」は?
お腹がいっぱいになることで「気持ちが満たされる」のであれば、
何を食べることで「身体が幸せになるか」も考えたい。
そう意識することで、口にするものが変わっていきました。
化学肥料や危険な除草剤を使い、手間の掛かることを無くし、
流通しやすいように見栄え良く、どれも同じ形をした野菜。
人の味覚に美味しく感じさせる添加物を使い、見た目や食感や味を決めている加工食品。
スーパーでは少しでもそうした食品を安くしようと努力をし、
実際に多くの方々がワゴンに入ったそれらを購入しています。
しかし、安くするってどういうことなのだろう?
安くした歪みはどこへ行くのだろう?
価値とは、金銭による対比ではなく、
そのもの自体が持つ「必要性」です。
例えば、それが既製品で、どこで買っても同じものであれば、
安く買いたくなる。
けれどその商品が他にはない、欲しいと思えるオリジナルなものであれば、
高い値段でも買いたくなる。
それを食品に置き換えて考えてみたら。。。
もちろん高級食材店で高いものを買うってことじゃないですよ(笑)
たとえ形が曲がっていても、安全でちゃんと自然な味がする野菜。
ゲージに入れられたものではなく、大きく自然な環境で育った食肉。
そうしたひとつひとつに命がある食材を、
責任と意識を持つ生産者から購入する。
またその生産者に適正な金銭を支払う。
それが僕たちにとって価値のある行為です。
手間暇かけ、しっかり作れば値段が上がるのは当然なこと。
けれど、競争するのは値段ではなく品質であって欲しいし、
そういう人たちを応援したい。
そんなこといったって、実際に作物を作ったことある?
都会育ちで何も知らないんでしょ?
簡単に言うけど、大変だってことわかる?
(↑ 話し飛ぶけど。。世の中に大変じゃない仕事ってないです。
みんなその形が違うだけ。そして仕事を楽しんでいるか、
苦痛に思っているかという意識の違いだけ。)
そんなこと経験ないんだから、認識しかありませんー。
そんじゃあ、経験してみようじゃありませんか!!
ということで自然農法の取り組みをしている田中博さんの元で、
野菜や米の作り方を教わることにしました。
興味があって自分たちで選択したことなので、
多少身体がキツくてもとても楽しいです!
まだ出来てない収穫物以上に、作業をするという経験そのものが楽しい!
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