【プロフェッショナルについて語り合う~2晩目、笑】

「僕はさ、自分の写真がいつも
まだまだだなぁと思ってるんだよ

今まで見てきた多くの素晴らしい写真に
自分の写真は追いつかないなぁ
まだまだだなぁと思うんだよね
 

たとえばさ
アヴェドンを前に
「僕もあなたと同じ(対等な)写真家です」なんて
言えないだろ?

おいおい、違うだろって
誰だってわかるじゃないか

そんなことを言っちゃえるのはさ
アヴェドンの写真と、自分の写真が
対等だと思ってるってことだろ?

もし写真を見る目があるなら
そんなことは言えないよ

アヴェドンの写真がとてつもなく素晴らしいことは
すぐにわかるはずなんだ
 

だから僕はさ
「自分はすごいんです」

「自分の写真はうまいんです」
って自分で言ってる人をみるとさ
すごく気の毒になっちゃうんだ

だって、自分の写真がまだまだだとわかっているのに
虚勢をはらなくちゃいられないって
苦しいと思うんだよ

もし本当に自分の写真がうまいと思っているなら
それは写真を見る目がないってことだよ

写真を見る目がないってことは
写真がうまくなる素質がないってことだよ
 

ね、どちらにしても気の毒だよ
 

 

もしも本当に写真がうまくなりたかったら
とことん自分の写真が下手だと
認めることだよ

どん底まで落ちて
そこからコツコツあがってくるしかない

近道をしようとしないでさ

 

近道なんてないんだからさ
 

うまくなりたいなぁと思って
努力するしかないんだよね」

 

 

 

 

美在塾

美在塾とは、「本気で美しく在りたい女性のための」、人間であり、女性であり、ひとつの生き物である「多層な美しさ」について、ともに学び、実践していく場所です。

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